医者も会社を設立しないといけない時代

2022年6月、私は副業がそれなりに成長したため「合同会社」を設立しました。

 

 
ぽりぽり
本業として勤務医を継続しながら、副業で「合同会社」を立ち上げました。
 
法人設立なんて夢にも考えたことがないという人が大多数だと思います。
ですが…
医師でも法人を設立しないとしんどい時代
に突入しています。
 
勤務医の平均年収は、40代で1500~2000万くらいでしょう。
一般的には、他の職種と比べて非常に高いと言えるでしょう。
しかし…
✅増税
✅各種控除の対象外
✅所得制限
などで、手取りはそこまで「裕福」とは言えません。
むしろ、激務を考えると、「割に合っていない」と考えるほうが自然かもしれません。
 
✓無償の自宅待機/オンコール
✓重労働だが安い日当直
✓働き方改革によるバイトの禁止
などなど理不尽なルールやか無言の圧力などで生活の質は低下する一方です。
 
特に40代にもなると、子どもも小学生になり教育費がかさんできます。
自分の子どもには、医者になるかどうかは別にして、できるだけより良い教育をしてあげたいと思うことでしょう。
実際、私の子どもは今年中学受験を終えたのですが、その費用は凄まじいです。
 
ぽりぽり
中学受験の費用は、だいたい3年間で200~300万円はかかると言ってよいでしょう。
年収1500万円だとすると、手取りは1000万円ちょっとです。
そこから教育費として年間100万ちょっとを捻出する必要があります。
「余裕じゃん」と思われるかもしれませんが、そうでもないです。
子ども1人であればまだしも、2人以上なると2倍、3倍とかかるんです。
 
1人目が中学受験を終え、私立中学へ通うことになると年間140万くらいは必要です。
さらに2人目が中学受験を目指し塾に入ると年間100万くらい必要になってきます。
2人私立中学に通うともなると、年間200~300万円は教育費として消えます。
医師は見栄や自尊心も高いですから、家や車にもこだわりがちです。
住宅ローンも抱えるとなると、教育費以外の固定費は莫大なものとなってしまいます。
 
ぽりぽり
このような現実を目の当たりにして、40代で「開業」に踏み切る医師が多いのだと思います。
 
ただ、開業もかなりのリスクが伴います。
開業資金も相当必要ですし、乱立しているクリニックの中で生き残っていけるかどうか不安もあります。
かといって、勤務医だけだと年収も頭打ちで将来的な資金繰りに不安が募ります
 
そこで見誤って、悪の道へと進んでしまう医者もみました。
 
私立の病院では、「手術の件数」が給与の査定に大きく影響される病院があります。
40代にもなると、手術をするかどうか自分で決定できるようになってきます。
そして、手術した実績が自分の実績として査定対象になるんです。
すなわち…
手術を数多くしたくなる
という悪魔のささやきに負けてしまう医者も少なからず存在します。
 
もちろん、技術鍛錬のために手術を数多くしたいという医師も多いでしょう。
ただ、、、
「給与のために数多くの手術をしたい」
という医者も残念ながら存在します。
 
そこには、かさむ教育費、住宅費、落とせない生活水準などなど心を悪魔に売ってしまう理由はたくさんあります。
そういう医者は、
手術適応のない患者に不安を煽って手術をしてしまう
という行為に走ってしまいます。
詳細はダークすぎて、いまは書きませんが実際に見てきた実話です。
 
それはさておき…
悪魔に心を売ってしまわないためにも自分自身で経済的な独立を獲得する必要があります。
方法としては、以下の方法が挙げられます。
✅質素にする
✅開業する
✅副業する(起業する)
 
質素にすることは手っ取り早いですが、上がってしまった生活水準を元に戻すことは困難でしょう。
特に教育費は削れません。
公立で頑張る!
と言っても、私立中学が難関大学・学部への近道となっている現在、かなり過酷な道でしょう。
 
開業することも収入を大幅にアップさせることができます。
最初は個人事業主として開業してすることもよいでしょう。
5000万円以下に収入を抑えつつ開業すると、概算経費としてかなりの額が認められます。
開業当初は患者がどれくらいくるかわからないので小さく開業して目途がつけば法人化していけばいいと思います。
ただし、経費が大きくなる科は向いてません。
まぁ、いずれにせよ、看護師や事務など雇う必要があるし、健康でずっと仕事をつつけられるのかなどリスクも大きいです。
 
となると、、、
やはり安全な道は、
勤務医をしながら副業して法人を作る
ということになります。
 
そんなの無理だ!という医者も多いと思いますが、法人を設立することはそこまで難しくありません。
マイクロ法人すなわち合同会社を設立する方法については、過去ブログで説明しています。
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問題は、
副業をどうやってするか?
ということになります。
 
私は、いろいろ興味があって副業を少しずつ始めていました。
細かいことは別記事にしたいと思いますが、副業を始めることは非常に重要です。
特に、若いうちから始めることが重要です。少なくとも準備はしておきましょう。
 
私は昨年6月に起業したばかりですが、幸運にも周りのサポートなどもあり、現在では1000万を超える売り上げがあります。
きちんと税理士さんに相談しながら、法を順守する限り、いろいろなものが経費にできる可能性もあります。
 
ぽりぽり
万が一、メインの勤務先で問題が起こったとしてもやっていけるくらいにはなっています。
さらに、副業から起業すると、いろいろなハードルが下がりチャレンジ精神も養われていきます。
結果として、もっと大きな事業を始められる可能性すらあります。
 
とにかく大事なのは、
経済的な自立
を獲得することです。
 
経済的な自立を獲得できないと、いつの間にか悪魔に心を売ってしまっている…という事態にも陥りかねません。
また、したくもない残業をしたり当直することで給与を増やすという荒業するしかなくなります。
それも年齢を重ねるにつれ限界が来ますし、時間を切り売りすることになるのでプライベートがかなり失われます。
 
副業禁止!とか言われても守る義務はありません。ただ、秘密にはしておいたほうがいいでしょう。
ただし、残念ながら、公立病院では難しいです…
私からすると公立病院に勤務するメリットはありません。
 
具体的な副業を見つける方法は今ブログを書く準備をしています。
比較的簡単でいったん仕組化すると、非常に簡単にことが進んでいきます。
ぜひぜひ参考にしていただければと思います。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
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この記事を書いた人

総合内科専門医と循環器専門医資格をもつ精神科医の備忘録です。
①医療のこと(循環器、精神科領域中心)
②子供の受験のこと(小学6年生 浜学園 公文)
③投資のこと(米国中心の投資について)
④時短家電のこと
⑤論文のこと(論文の読み方、書き方など)

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